チュートリアル記事

初級

3 分

PDF編集の基本事項

4つの主要な編集ワークフローを使用して利便性を高める

Adobe Acrobat Proでは、文書がどこで作成されたかにかかわらず、文書を最終的に調整するための基本的な編集ツールが提供されます。オブジェクトレベルのコントロールを使用して、テキストの編集や、画像またはインタラクティブな要素(ビデオ、オーディオ、フォームなど)の追加をおこなうことができます。文書のあらゆる面を管理したり、他のユーザーと共同作業したり、契約書や文書の承認のための署名を貰ったりするために、使い慣れたツールが役立ちます。

PDFのテキストコントロール

編集は、文書やデザインの承認プロセスの重要な部分です。情報は変化するものであり、ソース文書が常に入手できるとは限りません。Acrobatのテキストコントロールでは、使い慣れているテキスト編集ツールを使用して文書を更新できます。

よく使用されるテキストコントロールを次に示します。

  • フォント: スタイル、サイズ、太さ、色

  • 上付き文字および下付き文字: 文字(通常は英字または数字)が別の文字の少し下に表示される

  • 下線またはイタリック

  • カーニング: 単語内の文字の間隔

  • 行送り: テキストの行と行の間隔

  • 段落配置: 左揃え、右揃え、中央揃え、両端揃えなど

  • 箇条書き: 箇条書きまたは番号付きリスト

画像およびマルチメディア

PDFでのリッチコンテンツの追加または置き換えをすばやくおこないます。画像、ビデオ、オーディオのファイルを既存のPDFに配置できます。カスタム編集ソフトウェアをインストールする必要はありません。使い慣れたオブジェクトレベルの変換ツールでコンテンツを管理します。

マルチメディア編集ツールの一部を次に示します。

  • オーディオ、ビデオまたは画像の挿入または置換

  • 画像およびグラフィックの回転、反転、トリミング、整列

  • 透かしの追加

  • 高度な編集オプションによるレイヤーの順序や透過性の調整

PDFフォーム

フォームから情報を収集することは、ほとんどのオフィス環境での一般的なタスクです。Acrobatを使用すると、手作業で作成されたフォームをデジタル化して使いやすくするための次のような機能があります。

  • チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンメニュー、他のインタラクティブな要素を追加してカスタマイズする

  • 既存のあらゆる文書からフォームを準備する

  • フィールドを配置してフォームのレイアウトを調整する

  • プロパティ パネルを使用してフォームフィールドの書式を再設定する

  • 特定のフィールドを必須として設定する

  • 入力と署名 とAdobe Acrobat Signを使用して個別に署名を収集する(または複数の署名を一度に収集する)

  • Adobe Document Cloudを使用してフォームを格納して管理する

注釈およびマークアップのツール

明確に定義された注釈ツールを使用して効果的かつ効率的なコミュニケーションをおこないます。また、他のクリエイティブソフトウェアをダウンロードしなくても、チームのためにマークアップを用意できます。次のような注釈ツールを使用して、アイデアをすばやく簡潔に伝えます。

  • ノート注釈

  • 置換用のテキスト注釈

  • 追加テキストボックス

  • 特定の人物に直接注意を促すための@mention

  • 添付ファイル

  • 詳しい注釈のための音声メッセージ

マークアップツールの一部を次に示します。

  • 鉛筆と消しゴム

  • ハイライト

  • 取り消し線または下線

  • 多角形、円、正方形などのカスタムシェイプ(シェイプの色や線の太さを変更するオプションあり)

  • 「承認済」、「受領済」、「無効」、「改訂」を示すスタンプツール

文書を効果的に編集するために必要なすべての基本ツールはAcrobatに含まれています。各ツールセットは簡単に見つけることができます。これらのツールの利用方法を覚えるとワークフローを迅速に進められ、最終的な仕上がりが最適化されます。タスク別の短い記事に含まれるステップごとの手順を参考に、まずは手始めにいくつかの効率化ツールについて学習しましょう。


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