クリエイティブの可能性を広げる、Adobe Express 最新アップデートのご紹介
10月に発表されたAdobe Expressの最新アップデートでは、クリエイターの制作活動を支援するさまざまな機能が新たに登場しています。
Adobe Creative Cloudユーザーは、Adobe LightroomおよびAdobe InDesignとの新しい連携により、複数のアプリをシームレスに行き来しながら編集できるようになります。さらに、デザインや動画だけでなく、プレゼンテーションスライドや文書など、幅広いコンテンツ制作をサポートする機能も登場。これにより、クリエイターの作業時間を削減し、効率的なコンテンツ制作を実現します。
また、チームや組織でブランドに沿ったコンテンツを作成し、コラボレーションを加速する機能もリリースされています。マーケティング担当者やビジネスユーザーは、プロフェッショナルなコンテンツを作成し、ブランドの一貫性を維持しながら、キャンペーンを迅速に展開することができます。
本記事では、Adobe Expressで新たに提供される機能についてご紹介します。
クリエイティブの可能性を拡張
プロがデザインしたテンプレート、写真や動画、フォント、音楽・デザイン素材、プロ仕様のアセットを収録したライブラリ、さらにはアドビのクリエイティブ製品との連携機能を活用して、手軽にさまざまなコンテンツを作成できるようになります。
Adobe Expressの新たなリリースには、以下の機能が含まれます。
- すべてをアニメート:ワンクリックで、テキストや画像などのすべての要素をアニメーション化します。AIがコンテンツ内の見出しやボタンを検出し、アニメーションで強調します。
- 流し込みテキスト:複数ページの文書やパンフレット、チラシなどのテキストボックスを並べ替えたり、複数のテキストボックスを連結したりすることで、手軽に美しいレイアウトを組むことができます。
- 手書きの追加:手書きの文字やイラストを加えて、風合いのあるおしゃれなデザインを作れます。
- プレゼンテーションの編集:プレゼンテーションに関連する編集機能が強化されました。既存のPowerPointスライドを読み込んでグラフや表を追加したり、スライドを非表示にしたりできます。 さらに、モバイルアプリでもサポートされるようになりました。
- Lightroomとの連携:Adobe Expressのアプリ内で Lightroom ライブラリの写真を確認し、デザインに配置することができます。
- InDesignファイルの読み込み:Adobe PhotoshopやIllustratorのファイルに加え、InDesignファイルの読み込みに対応。レイヤーを保持したまま、Adobe Express上で自由に編集可能です。
さらに、キャンペーンのコンテンツ制作を効率化する機能が追加されました。
- 拡張してサイズ変更:目的や用途に応じてサイズを変更し、余白を生成拡張で埋めることで、各用途に合わせて簡単にコンテンツを最適化できます。また異なるサイズのコンテンツは、複数ページに分けて同一ファイル内で管理できます。
- 一括作成:さまざまなデザインのバリエーションを一括作成し、時間と手間を大幅に削減します。
- 書き換え:ワンクリックで文章を言い換えたり、短くしたり、語調を変えたりできます。
- 翻訳:フォーマルやカジュアルなどの語調を選択し、テキストを46言語に翻訳できます。コピーの文脈と語調を保ちながら、メッセージを多言語で発信することができます。
企業でのコンテンツ制作を加速
今回のアップデートにより、組織内のメンバーがブランドキットを作成・共有し、迅速に適用できるようになります。さらに、安心して商用利用できるように設計されたAIを活用して、誰もがブランドに沿ったコンテンツを制作できます。
これにより、コラボレーションをより効率的に進めながら、ブランドに沿ったコンテンツ制作を加速・拡大することが可能になります。
- ブランドを適用、グラフィックの再配色:ワンクリックでブランドのロゴやフォント、カラーを複数のページに適用し、コンテンツの一貫性を保ちます。
- 強化されたロックとブランドで管理されたテンプレート:クリエイティブ制作チームに、ブランドガイドラインに沿ったコンテンツを制作するためのオプションを提供します。
- SNS投稿のカレンダー共有:SNS投稿のカレンダーを共有し、公開前の投稿を社内のチームやクライアントと確認・編集できます。
- Adobe Firefly Custom Modelsの統合(※エンタープライズ版のみ提供):ブランドアセットでトレーニングされたカスタムモデルを使用して、ブランドのスタイルにマッチしたキャンペーンを作成できます。
最新版のAdobe Expressはこちらからご利用いただけます。ぜひ、日々のクリエイティブ制作にご活用ください。