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ビデオ
ソーシャルメディア用にビデオの縦横を変換
Instagram、TikTok、Snapchatで作品を投稿する場合、SNSでは縦動画が主流です。以下のコツを参考にして、横動画を縦動画に変換してみましょう。
新しい視点
SNSをよく使う人は、縦動画が増加していることをよく知っているでしょう。長編映画やテレビ番組は、テレビや映画館に最適な従来のワイドスクリーンの横型フォーマットで撮影されていますが、モバイル視聴の増加により、メディアの使用方法が変化しています。
縦動画はモバイルデバイスの縦画面(回転せずに)に合わせたスタイルで、強い没入型のユーザーエクスペリエンスを与えることができます。
SNSのマーケティング戦略を構築する
注目される全画面動画は、Instagramフィードのコンテンツをスクロールする人の動きを止めることができるくらいです。特に、Instagramストーリー、TikTok、SnapchatのSNSプラットフォームは、今や基本的に縦長ビデオを採用しています。
動画マーケティング、SNS、コンテンツマーケティングの業界に携わる人であれば、オンライン縦動画を意識しているはずです。人々はスマートフォンにかなりの時間を費やすようになっているため、縦動画はSNSの視聴者の注目を得る効果的な方法です。
マーケターや広告担当者であれば、縦動画広告やコンテンツを作成する際はSNS チャネルのことを念頭に入れる必要があります。例えば、InstagramのIGTV動画は通常のアカウントで最長10分、規模の大きいアカウントで最長1時間の動画を配信しています。一方、TikTokの動画は60秒以下です。
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より魅力的な縦長ビデオを作成する方法
縦長ビデオの撮影
縦動画を作成する最も簡単な方法は、縦型のアスペクト比で撮影することです。この方法は、フレーミングやクリップの解像度を内蔵カメラで調整します。この方法で動画コンテンツを簡単に作成し、編集できるので、SNSに限定して配信するコンテンツ向きです。
縦フォーマットによる撮影は、モバイルデバイスで簡単に行うことができます。ただし、映像自体はその使用方法は限られています。そのため、横動画を縦動画に変換する方が、その逆よりもはるかに実用的です。
汎用性のある映像を作成する
縦動画はカメラやiPhoneで簡単に作成できますが、本格的な機材を使っての撮影はそう簡単ではありません。加えて、高画質動画は、未加工で編集可能のRAW映像から作られます。
マーケティング動画を従来の横方向で撮影する場合、その動画クリップは簡単に縦動画のSNS動画に変換できます。良い結果を得るためにも、撮影やビデオ制作の段階では、被写体にあまりズームインしないようにしましょう。ズームインしなければ、後処理で編集、調整をする余地が出てきます。
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様々なアスペクト比でクロップする
LinkedInやTikTokなど、ほとんどのプラットフォームは縦動画を採用していますが、すべての動画プラットフォームが同じアスペクト比を使っているとは限りません。Instagramストーリー、IGTV、またはTikTokのコンテンツを作る場合は9:16のアスペクト比を使います。Snapchatに投稿するには、4:5のアスペクト比の動画が必要です。
解像度を落とさずに映像をクロップできない場合、動画の上下や左右にブラックバーや黒のボーダーを追加します。このようにすれば、縦方向のプラットフォームで画質や解像度を落とすことなく正方形や横方向の動画クリップを投稿できます。また、この方法を使用すると、テキストやクローズドキャプションのための余白を残すことができるので便利です。
ショットを簡単にリフレーム
オートリフレームツールを使って、主な被写体に焦点を当てながら横長ビデオを縦長ビデオの形式に変換することができます。このAI機能を使えば、手作業で動画クリップの位置調整やリサイズを行うことなく、各プラットフォームに合うショットに映像をクロップすることができます。この機能を使うと、シーケンスを正方形、縦方向、または映画風の16:9のアスペクト比に素早くリフレームすることができます。
PCで縦長ビデオを作成する
主にコンピューターで作業する場合は、Adobe Premiere Proを使ってSNS用に動画を切り抜いたり、サイズを調整したりするだけでなく、プリセットや本格的なエフェクトも適用できます。以下の手順に従って、横長ビデオを縦長ビデオに変換できます。
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1. ビデオをタイムラインにドラッグ&ドロップすると、Premiere Proが追加された最初のビデオクリップを基に自動で作品のアスペクト比を設定します。
2. 横方向または正方形のビデオの場合は、シーケンス設定を使って縦方向のフォーマットに調整します。
3. 被写体がオートリフレーム機能でフレーム内にあることを確認します。
4. 被写体がフレーム外に移動している場合は、必要に応じてリフレームを調整します。
5. ビデオを書き出し、ビットレートと解像度を調整します。
縦長ビデオで撮影する
ビデオを縦長ビデオにする
縦動画の広告はSNSでは横動画よりも自然に感じられることが多くあります。縦動画は、画面の狭い範囲ではなく全画面になるため、あまり広告やプロモーションらしく見えません。SNSで動画にステッカーやテキストを直接追加すると、動画クリップがプラットフォームに元々存在していたような感じを出すことができます。
構図を考える
縦動画の構図のルールやテクニックは横動画とは異なります。視聴者は、映像制作者がクロップや横型のワイドスクリーンで撮影する方法に慣れています。しかし、SNSやモバイルデバイスで配信されるコンテンツは横型ではありません。
縦動画はより自然な雰囲気が出すことができます。三分割法といった従来の構図テクニックを縦動画の本来の美しさと組み合わせると、他にはない個性的な映像を作り出すことができます。ただし、縦長ビデオを編集する時に、主な被写体が視野内にあることを忘れないようにしましょう。
トレンドを知る
縦動画で人目を引くための良い方法は、人気の動画トレンドに自分のタッチを加えることです。視聴回数が最も多いジョーク、ダンス、チュートリアルに注目し、人気のモバイル動画の類似点を見つけます。そして、動画に自分だけのオリジナルのタッチをどのように加えていくのか考えていきましょう。