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動画

動画ファイルから音声を抽出および分離する方法

Adobe Premiere Proは撮影した動画から音声を抽出する、オーディオエクストラクターとして利用できます。

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Adobe Premiere Proを開いて動画から音声を抽出している画面の横からのビュー

あらゆる動画形式から必要な音声を抽出する

動画を編集する時には、クリエイティブ上の理由あるいは実用上の理由で、音声を抽出する必要が起こります。例えば、YouTube動画の音声をもっとポータブルな MP3ファイル形式に変換する、別の言語でナレーションを入れる、というようなケースです。このとき、音声の抽出と選択ができれば、メディア活用の可能性はさらに広がります。

Adobe Premiere Proには、ひとつのクリップからでも、動画全体からでも、またはMP4、AVI、FLV、MPEGのような動画ファイルからでも、音声を抽出してクリップを作成、編集できるツールがあります。動画編集ソフトを音声コンバーターとして使えば、ワークフローにもムダがなくなります。音声を抽出する簡単な方法をご紹介します。これでもっと小さなファイルサイズのMP3などを作成できます。

動画から音声を抽出する方法

Adobe Premiere Proで新しい動画プロジェクトを作成

Premiere Proを起動して、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックするか、メインメニューのファイル/新規/プロジェクトを選択します。新規プロジェクトダイアログボックスで、プロジェクトに名前を付け、「参照」をクリックして、保存先を選択します。「OK」をクリックします。

メディアをインポート

音声を抽出する動画またはクリップを、Adobe Premiere Proにインポートします。これにはいくつかの方法があります。

  • メディアブラウザーから、ファイルを選択/インポートを選択する
  • メディアブラウザでファイルを右クリックして、「インポート」を選択する。
  • メディアブラウザからファイルをプロジェクトパネルにドラッグします。
  • メディアブラウザからファイルをタイムラインにドラッグします。

音声を抽出する2つの方法

動画やクリップをワークスペースに移動したあと、動画から音声を抽出する方法は2つあります。

Adobe Premiere Proのオーディオオプションのメニュー
1つのビデオレイヤーと2つのオーディオレイヤーが表示されているAdobe Premiere Proのインターフェイス

音声を直接抽出する

編集を既に終えた動画なら、数回クリックするだけで音声全体を抽出することができます。Extract Audio機能を使って動画クリップから音声を抽出し、プロジェクトの中で新しい音声マスターを作ります。これでマスタークリップの元の音声が保存されました。元のマスタークリップの、ソースチャンネルマッピング、ゲイン、スピード、デュレーション、映像解読調整(interpret footage adjustments)は、音声クリップを抽出した新しいクリップに適用されます。

Premiere Proのプロジェクトパネルで、音声を含むクリップを1つ以上選択します。クリップ/オーディオオプション/オーディオを抽出を選択します。Premiere Proは抽出した音声を含む新しい音声ファイルを生成し、ファイルネームの最後に「Extracted」と加えられます。

動画から音声を分離してエクスポートする

例えば、コンサートの録画で、音楽は残したいけれど、ステージでのおしゃべりは不要というように、動画から部分的に音声を抽出したいときがあります。そのような場合は、音声と動画のリンクを解除して、エクスポートする前にトラックを編集します。


1. 目的の音声を含む動画クリップを選択します。 そのクリップが音声と動画の2つのトラックとして表示されますが、リンクされた状態なので、片方を調整または編集をすると、もう一方にも影響が出ます。クリップのリンクを解除するには、Shiftキーを押しながらクリックして、クリップを選択し(複数選択可)し、右クリックしてポップアップリストから「リンク解除」を選びます。


2. クリップを編集します。 動画はフレームに分かれていますが、デジタル音声はサンプルに分かれています。最初にタイムラインパネルで、タイムルーラーをオーディオサンプルに切り替えます。次に再生ヘッドを使って、インまたはアウトのポイントを作ります。このとき、エクスポートしたいオーディオトラックがミュートになっていないことを確認します。


3. 音声をエクスポートします。 ファイル/書き出し/メディアを選択します。次に、目的のオーディオ形式を選択します。最もよく使われているのはAAC、MP3、WAVです。下のドロップダウンでファイルの質を調整できます。動画全体ではなく、クリップまたは動画の一部で作業している場合、ソースレンジはシーケンスイン/アウトになります。全部をエクスポートする場合は、「シーケンス全体」としてセットされていることを確認してください。コンフィギュレーションが完了したら、ファイルのロケーションを選び、エクスポートをクリックして音声をMP3ファイル、または他の好きな形式に変換します。

以上の手順で、Premiere Proを使って動画から新しい音声ファイルを作成すると、形式や品質の点で柔軟性が非常に高く、シェアする、好きなメディアプレーヤーで再生する、別のアプリやプロジェクトで再利用するなど、いろいろなことに応用することができます。


よくある質問

動画から音声を簡単に抽出するにはどうすればよいですか?

プロジェクトを作成してメディアをインポートしたら、次の手順に従ってPremiere Proで直接音声を抽出できます。

  1. Premiere Proのプロジェクトパネルで、音声を含むクリップをひとつ以上選択します。
  2. クリップ/オーディオオプション/オーディオを抽出を選択します。

動画から音声を分離してエクスポートすることもできます。

  1. 目的の音声を含む動画クリップを選択します。
  2. クリップを編集します。
  3. ファイル/書き出し/メディアをクリックして、音声をエクスポートします。

動画から音声を抽出するのに予想よりも時間がかかるのはなぜですか?

大きなファイルから音声を抽出するには、小さなファイルから抽出するよりも時間がかかります。時間がかかるのは、データをエンコードしてからデコードする必要があるからです。

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