Adobe AI の機能を活用してリップシンクアニメーションの作成
キャラクターに声を出させる。Adobe Character AnimatorとAdobe Animateは、スピーチのアニメ化をスムーズな作業にします。
Adobe AI テクノロジーでアニメーションをスムーズな作業に
キャラクターが話している通りに口を動かすのは、アニメーションの作業の中でも大変時間と手間のかかる仕事でした。Adobe Character Animate と Adobe Animatorは、 Adobe Sensei AI テクノロジーの力を背景に、アニメーションのリップシンクにかかる時間と手間を、大幅に節減しました。
Adobe Character Animator でリップシンクをアニメ化する
Character Animator のAdobe Sensei AI テクノロジーを使えば、口の形、ビゼームや口の形が表す音、フォネームをスムーズに割り当てることができます。これには2つの方法があります。
- カメラを通した自分自身の動きで、Character Animator のアニメキャラクター(パペットと呼ばれる)をコントロールします。
- 録音済みのオーディオファイルをアップロードし、既にあるパペットと同期させます。同時にジェスチャーや他の動きもマニュアルで加えます。
いずれの場合も、Character Animator で口の形をカスタマイズや変更をすることができます。また、録音したある時間においてマニュアルで口の形をパペットに割り当てることができます。口の形がどれだけ続くか、どの程度誇張するかについて微調整します。こうすれば、キャラクターの考えや感情をかなり表現することができます。
カメラが捉えた無表情、笑顔、驚いた顔などを除き、Character Animator で口の形を動かすのはオーディオです。
口の形は、Adobe PhotoshopとIllustrator のドキュメントです。あるキャラクター用に一つの口を借りて、それを別のキャラクターに使ったり、または全く新しい口を作ったりすることもできます。
Character Animator について詳細を学ぶ
ビヘイビアを使ってパペットをコントロールする
Character Animator のビヘイビアには、キャラクターがどう動くのか、どう話すのか、および口の線の動きなどが含まれます。キャラクターの話し方を決めた時、リップシンクのカスタマイズの方法についても考えておきます。
Animate でリップシンクをアニメ化する
Adobe Animate は、人工知能で動作するリップシンクに対応しているだけでなく、アニメーション全体もコントロールしています。Animate はAdobe Sensei AI テクノロジーを使って、ビゼームをフォネームに一致させています。
Animate は、従来のフレームごとにリップシンクをするアニメーションにも対応しています。オーディオトラックとマウスチャートにより、マニュアルで口の形に合わせ、タイムライン内で該当する画像をキーフレームに正確に合わせることができます。
他のAdobe Creative Cloud のソフトウェアでもシームレスに併用できます。単一の統合システムで、初期イラスト、コンセプトアート、編集 / 仕上げの動画に対応しています。
- Animate で口の形のライブラリーを作り、Adobe Photoshop またはIllustrator からアセットをインポートします。
- Adobe Audition で会話などのオーディオを録音します。
- Animate でキャラクターに動き、スピーチ、顔の表情を与えて生きているように見せます。
- Adobe After Effects でグラフィックやその他の効果を加えます。
- Adobe Premiere で全て一括編集をします。
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Animate のシンボルインスタンスで作成と作業をします
特定の音を特定のシーンに割り当てます。「口の形」などシンボルの作り方を覚えて、タイムライン内の特定の場所にそのシンボルが表示されるようにします。
自動リップシンクでリップシンクを作る方法
スピーチの各部分に口の形を割り当てる手順について説明する動画シリーズを見ます。
さまざまなアニメーション処理
自動リップシンクは、 Character Animator と Animate によるアニメーションを高度化するための方法の1つにすぎません。Adobe のアニメーションアプリを使えば、スムーズに全てのアニメーション処理を行うことができますので確認しましょう。
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