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YouTube動画で著作権の心配なく音楽(BGM)を使用する方法

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YouTube動画の印象を変えたいときは、音楽(BGM)にこだわってみましょう。

音楽(BGM)を効果的に使うことで、動画を強く印象付けられるだけでなく、収録中に意図せず入ってしまった雑音も隠せます。

そんな便利な音楽(BGM)を使う際は、「著作権」に気を付けなければなりません。

また、他のチャンネルと音楽(BGM)がかぶってしまうことで、かえってチャンネルの個性が埋もれてしまうこともあります。

今回は、YouTube動画で使える音楽の入手方法や、著作権に違反しない音楽の使い方、さらには音楽を動画内で効果的に使う編集のコツについて解説します。

※この記事は、2022年11月時点のYouTubeの仕様を元に解説しています。

目次

YouTube動画に使える音楽(BGM)の入手方法

YouTube動画に使う音楽を選ぶ際の注意点

YouTube動画に上手に音楽(BGM)を入れるためのポイント

YouTube動画に音楽(BGM)を付ける具体的な方法

YouTube動画に音楽を付けてより動画のクオリティを高めましょう

YouTube動画に使える音楽(BGM)の入手方法

YouTube動画のBGMとして使える音楽の入手方法は、大きく分けて以下の3つがあります。

1. YouTube オーディオライブラリからダウンロードする

2. 素材サイトからダウンロードする

3. 動画編集ソフトにデフォルトで用意されているBGM素材を使用する

それぞれ解説していきます。

【方法1】YouTubeオーディオライブラリから音楽をダウンロードする

「YouTubeオーディオライブラリ」は、YouTubeが公式で提供している音楽ダウンロードサービスです。

「YouTube Studio」のメニューから「オーディオライブラリ」を選択するとアクセスでき、好きな音楽をダウンロードできます。

YouTubeオーディオライブラリから音楽をダウンロードする

ダウンロードした音楽は、YouTubeにアップする動画のBGMとして使うのであれば、無料で自由に使用できます。

【方法2】素材サイトから音楽をダウンロードする

有料・無料の素材サイトからダウンロードした音楽を、動画編集ソフトなどを使って動画に挿入できます。

ダウンロードした音楽を使用する際は、各素材サイトの利用規約などをよく確認し、YouTubeで利用可能かどうかを必ずチェックしましょう。

音楽によっては、利用できる範囲が定められているものがあり、YouTubeでは利用不可のものもあるからです。

利用規約に書かれている内容は「自分の作った音楽を、このように使用してほしい」「このような使い方はしてほしくない」といった、クリエイターからの意思表示だと捉えてください。

利用規約に反する使い方をしてしまった場合、たとえあなたに悪意がなくても、音楽を作ったクリエイターの権利を侵害してしまうことになります。

権利侵害をしてしまった場合、以下のような事態が起こりえます。

● 権利者から訴訟を起こされる

● 動画を削除される

● 広告収益を得られない

他者の権利を侵害しないためにも、あなたがこれから作成する動画を守るためにも、各素材サイトの利用規約の内容はしっかり確認しましょう。

【方法3】動画編集ソフトにデフォルトで用意されているBGM素材を使用する

動画編集ソフトによっては、多種多様なBGM素材が用意されていることがあります。

例えば動画編集ソフト「Adobe Premiere Rush 」には、

すぐに使える高品質な音楽が最初から多く含まれています。

「Adobe Premiere Rush」の音楽は著作権の心配がないため、安心して動画にBGMを付けられます。

動画編集ソフトを選ぶ際には、BGM素材が含まれているかもチェックするとよいでしょう。

以上が、YouTube動画に使える音楽の入手方法です。

前述のとおり、素材サイトから音楽をダウンロードする際には、利用できる条件を確認する必要があります。

そこでここからは、YouTube動画に使う音楽を選ぶ際の注意点をさらに詳しく解説します。

YouTube動画に使う音楽を選ぶ際の注意点

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YouTube動画の音楽を選ぶ際には、以下の2点に注意しましょう。

1. 各素材サイトの利用規約を確認する

2. 著作権についての正しい知識をもつ

この注意点を知らないと、意図しないうちに、音楽を作ったクリエイターの権利を侵害してしまうかもしれません。

結果として、訴訟やアカウント停止などの重大な問題に発展する恐れもあるので、しっかりチェックしておいてください。

【チェックポイント1】利用規約を確認する

音楽の利用条件は、提供されているサイトや曲ごとに異なります。

そのため、著作権フリーで音楽を提供しているサイトから音楽をダウンロードする場合も、使用したい音楽の利用規約を必ずチェックしましょう。

利用規約のチェックが不十分だったために起こるトラブルとしては、以下のような事例があります。

● 営利目的での利用を禁止している楽曲を、営利目的で使ってしまった

● 公序良俗に反する動画の中で楽曲を使ってしまった

【チェックポイント2】著作権についての正しい知識をもつ

著作権とは「著作物を保護するための権利」のことで、すべての音楽(BGM)には著作権が発生します。

他者が制作した作品を用いるには、通常、著作の使用料などが発生しますが、著作権フリーの音楽とは、その使用料が発生しない音楽を指します。

つまり、著作権フリーの音楽は著作権が放棄されているわけではなく、あくまでも無料で使える著作物という認識になります。

あなたが自分の作品として公表することや、自分の好きな楽曲名を付けることはできません。

あくまでも、他者の著作物を無料で使わせていただいているという認識をもってください。

YouTubeでは、他者の著作権を侵害した動画に対して、以下のような罰則を設けています。

● チャンネルの収益化停止

● 動画の削除

● アカウントの停止(BAN)

著作権に関するYouTubeの見解は、以下のページにも詳しく記載されているので、参考にしてください。

著作権とは - YouTubeヘルプ

YouTube動画に使う音楽を選ぶ際には、利用規約や著作権についてしっかり認識し、規約違反や権利侵害をしてしまわないように細心の注意を払う必要があります。

規約違反や権利侵害の心配がない音楽を探すには、動画編集ソフトに最初から含まれている音楽を使うとよいでしょう。

例えばAdobeの動画編集ソフト「Adobe Premiere Rush」では、デフォルトで用意されている数多くの音楽を、自由にご利用いただけます。

また、Adobeの素材サイト「Adobe Stock」で提供している音楽もオススメです。

高品質で使いやすい音楽を探している方は、ぜひ確認してみてください。

それでは続いて、動画に効果的に音楽を入れるためのコツを3つご紹介します。

YouTube動画に上手に音楽(BGM)を入れるためのポイント

YouTube動画に音楽(BGM)を入れる際には、以下の点を意識すると、動画のクオリティが上がります。

1. BGMの音量が大きくなりすぎないようにする

2. 「無音」状態を効果的に使う

3. フェードイン・フェードアウトを工夫する

それぞれ詳しく解説します。

【ポイント1】BGMの音量が大きくなりすぎないようにする

BGMの音量が大きすぎると、視聴者は動画に集中できません。

せっかく動画の内容がよくても、BGMがうるさいと、それだけで離脱されてしまう可能性があります。

目安としては、トークなどのメインの音声よりも20dBほど低め(小さめ)に調整すると、バランスよく聞こえることが多いとされています。

もちろん数値はあくまでも目安ですので、編集後には、違和感がないかをご自身の耳で確認してください。

【ポイント2】「無音」状態を効果的に使う

BGMを流し続けるのではなく、要所要所でBGMを止めることで、動画の印象が残りやすくなります。

重要な場面やおもしろい場面、ドラマチックな場面など、ここぞというタイミングで無音状態にすることで、視聴者の注意を惹き付けられます。

【ポイント3】フェードイン・フェードアウトを工夫する

音楽(BGM)を入れる際、フェードイン・フェードアウトを用いてボリュームを操作すれば、動画をより盛り上げられます。

例えば、トークが始まるまではBGMのボリュームを大きく鳴らしておき、トークが始まる前にスッとボリュームを下げることで、BGMの盛り上がりを引き継いだままトークにつなげられます。

また、トークが終わったタイミングでエンディングへ向けてBGMのボリュームを上げれば、エンディングが盛り上がります。

フェードイン・フェードアウトのスピードは、映像のスピード感に合わせるとしっくりくる場合が多いです。

アクションシーンが多い動画では、ボリュームの上げ下げを細かく行うことで躍動感を演出し、ゆったりとした動画では、ボリュームをゆっくり上げ下げすることで、雄大さを演出してみましょう。

ここまで、動画に音楽をうまく入れるコツをご紹介しました。

最後に動画編集ソフトを使って音楽を挿入する方法を、具体的に紹介します。

YouTube動画に音楽(BGM)を付ける具体的な方法

今回は、動画編集の初心者でもカンタンに高品質な動画を作れる「Adobe Premiere Rush」を使った音楽挿入の手順を解説します。

Adobe Premiere Rushには、高品質な音楽が最初から入っているため、音楽を別途購入しなくても、クオリティの高いBGMや効果音を挿入できます。

動画に音楽(BGM)を挿入する方法はとてもカンタンです。

以下では、PCとスマートフォン、それぞれを用いて動画に音楽を付ける方法を解説します。

1.PCを使う場合

【手順1】音楽を追加したい動画ファイルを開く

音楽を追加したい動画プロジェクトを立ち上げ、画面左上の「+」をクリックします。

その後、表示されるメニューの中から「オーディオ」を選択してください。

【手順2】音楽を追加する

追加できる音楽の一覧が表示されます。

使用したい音楽を選択し、画面下部の「追加」をクリックすると、タイムラインに音楽が追加されます。

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【手順3】タイムライン上で編集する

タイムラインに追加された音楽をクリックすると、画面右側にオーディオのメニューが表示されます。

音量は、「クリップボリューム」のバーを左右にスライドさせて調節します。

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音楽の長さは、タイムライン上のバーをスライドさせて調節します。

タイムライン上のバーをスライドして音楽の長さを調整する

2.スマートフォンを使う場合

【手順1】 音楽を追加したい動画ファイルを開く

音楽を追加したい動画プロジェクトを立ち上げ、画面下部のメニューを右にスクロールし「オーディオ」メニューをタップします。

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「オーディオ」メニューをタップする

【手順2】音楽を追加する

メニュー左端の「参照」ボタンをタップすると、Premiere Rush内で使用できる音楽が表示されます。

「参照」ボタンをタップし使用可能な音楽を表示する

気に入った音楽を選択して「追加」をタップすると、タイムライン上に追加できます。

追加したい音楽をタップし「追加」をクリックする

【手順3】タイムライン上で編集する

タイムライン上のバーをダブルタップすると、音楽の編集が可能です。

音量は「クリップボリューム」のバーを左右にスライドさせて調節します。

「クリップボリューム」のバーを左右にスライドさせて音量を調整する

音楽の長さは、タイムライン上のバーを左右にスライドさせて調節します。

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YouTube動画に音楽を付けてより動画のクオリティを高めましょう

この記事でお伝えしたように、Adobeの動画編集アプリ「Adobe Premiere Rush」なら、カンタンな操作で動画に高品質な音楽を付けられます。

025_CC_13 Adobe Premiere Rushの製品イメージ

Adobe Premiere Rushは、スタータープランであれば無料で使用可能です。

スマホでの動画の書き出し(YouTubeなどで閲覧できるファイル形式に変更すること)も回数無制限でできるので、ぜひお試しください。

【iOS版】Adobe Premiere Rushをインストールする

【Android版】Adobe Premiere Rushをインストールする

より細部までこだわりたい場合や、PCで長尺の動画を作ることが増えそうな場合には、Adobe Premiere Proもオススメです。

プロの動画クリエイターにも選ばれているソフトなので、あなたが思い描くイメージを表現するのに役立つはずです。

Adobe Premiere Proについて詳しく見る