洗練されたモノクロ写真を撮る秘訣
モノクロ写真と、写真に興味を惹く要素を加えるための役立つヒントを学びましょう。いつも魅力的な写真表現ができるように、ぜひ参考にしてみてください。
ドラマチックな雰囲気にもできるモノクロ写真には、時代を超えた魅力的な演出効果があります。しかし、設定を「白黒」に切り替えるだけで良い写真が撮れるというほど、単純なものではありません。写真に面白さや対比を与える色調が全く無いため、撮影には計画がさらに必要です。一味違うモノクロ写真を撮るためのヒントを、以下にご紹介します。
まずは設定から
絞りとISO感度設定はできる限り低く保ちます。基本的に、粒感やノイズは避けたいものです。粒感やノイズが多いと、せっかくのモノクロ撮影のドラマチックな効果が半減してしまいます。両設定を調整することで、より鮮明でクリアな写真が撮れます。
コントラストを見つける
優れたモノクロ写真を撮影する上で最も重要な要素とは、おそらく、シーンに視覚効果を与える「コントラスト」でしょう。これはつまり、写真に真っ白に近い部分と、真っ黒に近い部分を作るということです。
被写体の半分が明るく、残りの半分が影になっているポートレートや、明るい空を背景にした暗い谷の写真などが良い例です。
三分割法を活用する
三分割法は、カラー写真と同様に、モノクロ写真でも多いに役立ちます。「三分割法」とは、「被写体を画中の左右どちらかの3分の1の部分に配置し、残りの3分の2はすっきりさせておく」という写真の構図の法則です。そうすることにより、メインの被写体に鑑賞者の関心を誘導することができます。
テクスチャを取り入れる
モノクロ写真には、色による差異がありません。代わりに、面白い要素となるテクスチャを探しましょう。テクスチャによりハイライトやシャドウも出せ、ビジュアルに複雑さも加えられます。ゴツゴツした木肌から、つるで覆われたレンガの壁まで、何でも活かせます。
その他の便利な撮影テクニックも見てみましょう。
また、モノクロ写真撮影の世界に足を踏み入れたら、**Adobe PhotoshopとLightroom**を使ってできることも学びましょう。