高みを目指そう:月の撮影用のカメラ設定
月の撮影方法の基本と、月を鮮明に撮るための具体的なカメラ設定や機材について学びましょう。
月の満ち欠けを撮りたいときも、スーパームーンのようなエキサイティングな現象を写真に収めたいときも、夜間の撮影に適したカメラ設定を知っていれば、鮮明でクリアで、インパクトのある写真を撮ることができます。月の撮影というビッグイベントの前に、知っておくべきポイントをご紹介します。
カメラ設定を調整しておく
月の満ち欠け、そして、それにより月が放つ光の量は、その夜のカメラ設定に影響を与えます。まずはこのことを念頭に置いておけば、最初からつまずいてイライラすることも減るはずです。月の撮影はちょっと難易度の高い撮影ですが、カメラとその設定に慣れるにはぴったりの方法です。
以下に、役立つ設定のヒントをご紹介します。
ISO感度 カメラの基本ISO値にしておきます。通常は約100です。この設定にしておけば、写真の画質は良くなります。その反面、取り入れられる光はごく低量になるので、次の2つの設定で補います。
絞り 絞りは小さくします。F/11~F/16の間で、いくつか試してみてください。光が強すぎると写真が白っぽくなり、逆に弱すぎると暗くなりすぎてしまうので、上手く撮れるまで何度かテストしてみるといいでしょう。
シャッタースピード 平均的なシャッタースピードより少し速い位が狙いめです。1/100から始め、必要に応じて1/60~1/125の範囲で調整しましょう。
機材も重要
暗い空に浮かぶ明るい月を撮影することになるので、光量不足を補正しつつ、はっきり綺麗に撮影することが求められます。必要な機材は次の通りです。
三脚 三脚を使用するとカメラのブレを防ぐことができ、ピンぼけのない綺麗な写真が撮れます。
シャッターリリースケーブル これも、手ブレを軽減させるためのツールです。または、カメラのセルフタイマーを使用してもいいでしょう。
長いズームレンズ 必ずしも必要ではありませんが、長いレンズがあれば、画面いっぱいに月のディテールを表現することができます。
プロ並みの編集.
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