ポートレート写真に適したレンズ
適切なレンズを選び、ポートレート撮影スキルを向上させる方法を学びましょう。
カメラレンズは、どれでも同じように作られているわけではありません。中には、特定の撮影分野に適しているものもあります。絞りが撮影に与える影響や、プライムレンズとズームレンズの違いを学んで、ポートレート撮影に最適なレンズを選びましょう。
絞り:大きく開放できるほどベター
絞り値は、レンズに取り込む光の量を表します。逆に思えますが、絞り開放が大きいレンズほど、小さいF値を設定できます。例えば、f/1.8絞りを持つレンズは、f/4レンズより大きく開放できます。
レンズにより多くの光を取り入れる(F値を下げる)と、写真の背景がぼけ、被写体が際立ち、「プロっぽい」ポートレート写真になります。
多くの写真家が、F値が低め(f/1.8~f/2.8)のレンズを好みます。
プライムレンズとズームレンズ
ポートレート写真用のレンズには、プライムレンズとズームレンズの2種類があります。
プライムレンズ プライムレンズは、固定焦点距離レンズです。通常、絞りを大きく開放でき、より鮮明な写真が撮れるものの、ズームはできません。
ズームレンズ 様々な焦点距離(ズームインとズームアウト)に調整できますが、通常、絞り値は高めで、プライムレンズほど鮮明には撮れません。
プロのポートレートカメラマンの多くは、絞りを大きく開放でき、シャープに写せるプライムレンズを選択します。ポートレート撮影に使われる最も一般的なプライムレンズの焦点距離は、以下の通りです。
85 mm
50 mm
35 mm
ズームレンズはより幅広く使え、また、様々な焦点距離を試すのにもぴったりです。ほとんどの写真家は、以下のような焦点距離の短いズームレンズを使用します。
24~70 mm
55~70 mm
70~200 mm
どのレンズを選んだとしても、素敵なポートレート写真に仕上げるには、Adobe PhotoshopやLightroomのようなプロも使う写真編集ソフトで加工するのが一番です。
写真のヒントをさらに学びましょう。
ポートレート写真をきれいに仕上げられる、**Adobe PhotoshopとLightroom**の他の機能も確認しましょう。