夜間撮影のカメラ設定の選び方
夜間の撮影であっても素晴らしい写真を撮れるように、暗い場所に適したカメラ設定を学びましょう。
カメラは光を頼りにして画像を作ります。夜間の撮影のように周囲の光が弱い場合には、光をできるだけ多く取り込むようにカメラ設定を調整する必要があります。
夜間撮影に最適なカメラ設定
夜間撮影で素晴らしい写真を撮るために重要なのは、(光を取り込むために)シャッタースピードを長くし、(鮮明な画像を維持するために)ISO感度を低くすることです。シャッターの開いている時間が長いほど、画質は良くなります。ところが、シャッターが開いている間に少しでもカメラがブレれば、写真が台無しになるかもしれません。
長時間露光撮影の際にカメラを安定させるには、三脚を使いましょう。カメラのタイマーやリモートシャッターを使うのもいいでしょう。シャッターボタンが押されるときに不意にカメラが揺れてしまうのを防げます。カメラを三脚に固定したら、夜間撮影用に次の設定を行いましょう。
カメラは手動モードに
シャッタースピードは長く(30~60秒)
絞りはf/11程度
ISO感度は低く(100または200程度)
ホワイトバランスの設定は「自動」に
また、JPEGではなくRAW形式で撮影するようにカメラを設定したほうがよいでしょう。RAW形式の方がより詳細な情報を含むので、光や影などの夜間撮影の大切な要素を編集時に細かく調整できます。
写真編集ソフトで夜間写真を加工する
カメラの様々な設定を夜間撮影に最適なものにしていても、予想よりも画像が暗くなったり色がくすんでしまったりすることがあります。Adobe PhotoshopやLightroomなどの写真編集ソフトを使えば、シャドウ、ハイライト、カラーを個別に調整して、どんな光の条件でも鮮やかな夜間写真に仕上げることができます。