撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
写真撮影
小道具でニューボーンフォトをもっと可愛く
適切な撮影用小道具を使って、喜びを演出しましょう
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新生児写真に必ず必要な小道具
- 小道具はすべて、子供に安全な素材で作られていなければなりません。また、倒れたりしないように、安全な構造でなければなりません
- 自然な感じで、写真のテーマに沿う小道具や、または家族の個性を写真に加えられるような小道具を探しましょう
- 最初は、信頼のおける新生児用品の販売店から、撮影用小道具セットを購入するといいでしょう
適切な新生児撮影の小道具を選ぶ方法
新生児の写真はどれもがみんな、大切だと思うことでしょう。しかし、適切な小道具を使うと、新生児の写真をより一層大切でかわいいものに仕上げることができます。ニュー ボーン フォト(新生児写真)の写真家であり、ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー経営者であるアリーナ・リッコさんはこのように語ります。「小道具によって、写真が素晴らしくもなるし、台無しにもなるので、小道具はとても大切です。」
新生児写真をさらに引き立たせる、最高の小道具を集めるためのアドバイスをさらにお読みください。
1.赤ちゃんの安全と心地よさを第一に
リッコさんによれば、撮影中、常に赤ちゃんが安全で心地よくいられることが最優先されます。これは撮影中だけでなく、小道具を選ぶ時にも考慮しなければなりません。初心者は撮影をする前に、有名な新生児写真家のワークショップに参加し、新生児もカバーしている応急処置とCPR 資格のコースに参加することをお勧めします。
2.経験ある販売店を探す
小道具を探す準備ができたら、既に良い評判を顧客から得ている販売店を使うと良いでしょう。「適切な販売店を選ぶのは、大変重要なことです。私は幾つかの販売店を選び、そこを使っているので、製品の品質が良いことも知っているし、素晴らしい結果が出ることもわかっています。」とリッコさんは語ります。「選んだ主な理由は、その販売店の小道具を使った画像を見て、そこから品質を判断できたからです。」
質の良い販売店が扱っている製品は、見た目に高品質というだけでなく、危険な化学薬品などを一切使用していない素材を使い、新生児を安全にサポートすることのできる、しっかりした製品です。「良い販売店は、何が安全で何が安全でないか、分かっています。ー 傾いたりしない、安定して安全なバスケットを選ぶ方法を、彼らは知っています。」とリッコさんは語ります。
3.テーマとカラーパレットを選ぶ
家族のお気に入りの色や、代々受け継がれたおもちゃを使ったり、写真の中で家族の個性を出せる方法があるか、考えてみましょう。もうすぐお祝いごとがあるのなら、さりげない方法でそれを表すのも良いかもしれません。Adobe Color を見て、 アイデアを得るためカラーパレットのスウォッチを作ってみましょう。新生児の場合、薄いパステルカラーやアーストーンの色合いが、よく合います。
リッコさんはモノクロ的な感じを好みます。彼女は、自然な雰囲気を与える色相の中で、幾つかの色合いを選んで使います。「私は自然で、田舎の雰囲気が出るように心がけています。物はあまり使わず、赤ちゃんに注意が向くようにしています。」とリッコさんは言います。「もし両親が青を使いたかったら、青の背景にして、青いラップで赤ちゃんを覆い、青のヘッドバンドを赤ちゃんに着けます。」
新生児撮影でよく使われる小道具
「私は1回の撮影に、4 つから 6 つのセットアップを使います。」とリッコさんは語ります。「大抵は、4 種類の背景、新生児用のベッド、バスケット、クライアントが好みそうな色をコーディネートしたクレートなどを用意します。」
新生児写真によく使われる小物を、ここにご紹介します。
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
ビーンバッグ、バスケットに入れる小物、クッション
枕、布、ブランケットなどは、ベッドやバスケットとともに使って赤ちゃんをしっかり支え、しかも赤ちゃんが撮影中心地よくいられる、便利な小物です。
バスケット、ボウル、ベッド
この写真のような、赤ちゃんを支える木製のボウルを使う場合、底に適切な重りを入れ、傾かないようにしてください。
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
新生児用おくるみ
おくるみ、または自然の素材か手編みの素材できているニットラップは、とても素敵な外観をもたらし、しかも赤ちゃんをじっとさせ、そのまま眠らせることもできます。最高のショットは赤ちゃんが寝ている時に撮影できます。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみは写真に個性を添えると同時に、センチメンタルな雰囲気を生むアイテムでもあります。同じぬいぐるみを使って、子供の成長に合わせた写真を撮影していくと、楽しいシリーズになります。
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
ヘッドバンドとベビーハット
特別な記念写真の場合、新生児の頭にちょっとした飾りを使うといいでしょう。フサの付いた帽子をかぶった赤ちゃんほど可愛い写真はありません。
新生児の衣類
赤ちゃんの着るものはシンプルに、そして他の小道具とできるだけ色を合わせましょう。中間基本色のシンプルなロンパースはとても役に立ちます。背景の色とマッチさせたい時には、伸縮性のあるラップで覆ってしまうことができます。
撮影:ベイビーベア・ロングアイランド・フォトグラフィー
初心者へのアドバイス
新生児写真の初心者や、プロに頼まず自分で撮影しようとする人は、使う小道具に十分注意してください。バスケットやワゴンなど、ちょっと面白味のある小道具を使ってみたい場合、赤ちゃんはじっとしていません。危険なこともあります。
「初心者のうちは、バスケットやボウルなど使わない方がいいでしょう。赤ちゃんが動くかもしれないからです。赤ちゃんが頭を後ろに降ったりすると、傾いてしまいます。」
柔らかな小道具とそれにマッチするセットから始める
硬い木製や金属製の物より、枕、ブランケット、赤ちゃん用の小物、ラップなど、柔らかな小物を使ってください。もし、自分の家になければ、販売店でそれに合うものを購入しましょう。「Etsy で色々見て、セットを購入してください。」とリッコさんは勧めています。「セットを売っている販売店はたくさんあります。:背景用の布、伸縮性のあるラップ、赤ちゃん用の帽子などがセットに含まれています。それが多分、一番良いセットでしょう。」
前もって撮影用の背景を整える
すべて前もって準備しておきましょう。いくつか違う色やスタイルのバリエーションも用意しておきましょう。他の人たちの赤ちゃんを撮影するなら、その人達の色の好みをきき、その色に合わせて小物を集めましょう。「大抵の場合、私は両親に好きな色 2 色を教えてもらい、3 つか 4 つのセットを設定します。」とリッコさんは語ります。「例えば、ベージュセットアップとブラウンセットアップに、両親の好きな色 2 色のセットアップを加えます。
新生児写真の編集
Adobe Photoshop Lightroom で始める
新生児写真の撮影を終了し、それを編集する際、初めての人にとって Lightroom は素晴らしいアプリです。以下の機能が役に立つことでしょう。:
- Lightroom プリセットは、写真を瞬時に引き立たせるフィルターのような役目をします。プロが作成したプリセットを使い、それを自分の思い通りの外観になるよう、カスタマイズしましょう。または、自分独自のプリセットを作成し、それをセットとして保存して好みの写真にしてください
- スポット修復ブラシツールを使うと、赤ちゃんの肌の小さな吹き出物や、不必要なブランケットのタグなど、要らないものを素早く除去することができます
- バッチ編集ツールを使うと、1 枚の画像に施した編集を、瞬時にして同じ時に撮影した他の写真すべてに適用することができます。これで編集時間を大幅に短縮できます
Adobe Photoshop に進む
Lightroom で画像全体の外観を整えたら、Photoshop で細かい部分を微調整しましょう。
- オブジェクトの色を変更して、小物が現実にはどんな色であっても、それを決めたテーマやカラーパレットに合わせることができます
- 「肌をスムーズに」ニューラルフィルターを使って、新生児によく見られる一時的な吹き出物や乾燥肌の部分を削除し、肌をスムーズにしましょう。それは、検索パネルのクイックアクションにあります。または、フィルター/ニューラルフィルター/「肌をスムーズに」と進んでください
- 覆い焼き/焼き込みツールを使って、マニュアルで光とシャドウをペイントしましょう。ドラッグした場所を明るくしたり、暗くすることができます「最後に画像全体を見て『ここに影をつけた方がいい、とかここはもっと明るく、ここはもっと暗く』などと考えます。」リッコさんは語ります。「こうしたステップを行って、やっと『OK、これで完璧』と自分に言うんです。」
美しい新生児写真を撮影するのに、プロのスタジオを経営する必要はありません。大切なのは、赤ちゃんが確実に安全で心地よくいられるためのステップを踏み、新生児写真の小道具を準備することです。そうすれば、赤ちゃんの自然な可愛らしさを引き出す写真が撮影できるでしょう。
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