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カラースキームの切り替え方

Photoshopの反転ツールを使用すると、4つの簡単な手順でカラースキームを正反対に反転させることができます。

  • 画像ファイルを開く
  • 新しい反転レイヤーを追加する
  • 立体感を出す
  • レベルを調整する

写真の色を反転するとどうなるのか

色反転はそのルーツをアナログ写真にまで遡ります。従来の白黒フィルムのネガを反転させて、ネガをポジに変換すると、暗い部分が明るくなり、普通の写真のようになります。

一方、現代のデジタル写真の場合、色を反転させる主な理由は、楽しい美的効果を生み出すことです。Adobe Photoshopでは、非常に簡単なプロセスで色を反転させることができ、予想外の画像をすぐに作り出すことができます。

ビーチの航空写真
色が反転したビーチの航空写真

色の反転を試してみる

白黒写真を反転させると、白いピクセルが黒いピクセルになり、黒いピクセルが白いピクセルになります。しかし、カラー写真の場合、色を反転させると、それぞれの色が元の色の反対色になります。Photoshopはどの色も、 RGBまたはCMYKの色相環の反対側にある色に反転させます。例えば、鮮やかな青い海が明るいオレンジ色になり、フレッシュな緑の野原がマジェンタになります。

色が反転した花の画像

想像性あふれるアートを作る

写真の色を反転させると、写っている光景が予想外の見え方に変わります。そのため、色の反転は抽象写真やフォトコラージュ、芸術写真などに非常に適しています。また、不気味でミステリアスな雰囲気を醸し出すこともできるので、ハロウィンのアートにもぴったりです。

フィルムのネガを使う

Photoshopの反転ツールを使えば、白黒フィルムのネガを普通の写真のようにすることもできます。この処理方法を使うと、写真を暗室で現像するように調整できます。しかも薬品をまったく使わずにできます。スキャナーやデジタルカメラを使ってネガを取り込み、以下の手順に従ってグレースケール画像を反転させて、コントラストと明るさを調整してみましょう。

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Photoshopで画像の色を反転する方法

Photoshopでは、様々な目的に応じて色を反転させることができます。以下の簡単な手順に従って、画像の色を切り替えてみましょう。

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1. 画像を開く

Photoshopで写真のファイルを開きます。


2. 新しい反転レイヤーを追加する

新しいレイヤーを加えるには、レイヤーのパネルをクリックし、ドロップダウンメニューから「階調の反転」を選びます。このウィンドウは、上部のメニューバーから、「レイヤー /新規調整レイヤー /階調の反転」を選択することでも作成できます。これで画像の中のすべての色が反転します。


3. 立体感を出す

単に色を反転するだけでは、色が平坦に見えてしまいます。これを調整するには、「レイヤー /新規調整レイヤー /レベル補正」を選択します。そこから、レベル補正スライダーを調整すると立体感を出すことができます。さらに、「明るさ・コントラスト」レイヤーを追加して調整し、画像をハイコントラストにすることもできます。


4. レベルを調整する

ヒストグラムを見て、全体の色調範囲がどうなっているのか、感じを掴みます。シャドウ、ミッドトーン、ハイライトのスライダーを動かして、最終仕上げのための調整をします。その後は、写真をPNG、SVG、またはJPG形式で簡単に保存できます。


色が反転した歩道の線とその上を歩く人の画像

写真を納得いく仕上がりに

色の反転は、ユニークな画像を作るための簡単で楽しい方法ですが、これを他の効果と組み合わせて、より意外性のある作品を作ることもできます。画像の色を反転させた後、その結果を使って二重露光を作成すれば、あなたのアートのビジョンを新しい抽象的な世界へと広げることができます。

このほか、写真の中の色を変えて、それを反転することもできます。そうすると、反転した色がさらに不可思議に見えてきます。Photoshopのツールを使えば、風景写真をエイリアンの住む世界に変えたり、ポートレートをカラフルなポップアートに変えたりすることもできます。

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