画像を丸く切り抜くサークルクロップ
Adobe Photoshop で画像を丸く切り抜き、ひときわ目を惹くイメージを作りましょう。
切り抜いた画像で新しいかたちにトライ
デジタルカメラやスマホで撮影した写真や画像は通常、長方形で保存されますが、透明に対応できる画像フォーマットを使うと、ユニークなかたちに切り抜くことができます。Photoshopの場合、長方形の画像をかんたんに切り抜きたいときには標準の「切り抜きツール」を使いますが、円形に切り抜くには、もう少し工夫が必要になります。
写真を円形に切り抜くには
写真を円形に切り抜くと、不要なピクセルを減らして構図を決め直すことができ、見る人の目を惹きつける写真に仕上げることができます。その画像を使って何をするにしても、切り抜いた円形以外の部分を、透明の背景として保存しておけば、あとで柔軟に利用できます。たとえば、円形に切り抜いた顔写真は、SNS のプロフィール写真や名刺に使う写真として最適ですし、色やパターンならおしゃれなデザイン素材として使えます。
画像を円形に切り抜くステップ
Photoshop で画像を開く。
レイヤーパネルの「背景」レイヤーをダブルクリックして、「背景」レイヤーをを編集可能な状態に変換します。または、「レイヤー」メニューの「新規」にある「背景からレイヤーへ」を選択します。
「楕円形選択ツール」を選択し、shift キーを押しながらドラッグをして正円を描きます。
円形の選択範囲を丸く切り抜きたい位置に移動します。
「選択」メニューの「選択範囲を反転」を選び、円の外側すべてが選択された状態にします。
「編集」メニューの「消去」をクリックして、画像の余分な部分を消します。
「選択範囲」メニューで「選択を解除」を選んで選択範囲を取り除き、「切り抜きツール」を使って、円形に切り抜いた画像の周りにある余分なピクセルを削除します。
PNG形式または透明に対応する別の画像ファイルの形式で保存します。このとき、JPG で保存しないようにしましょう。透明な背景が真っ白な背景になってしまいます。
ほかの切り抜きチュートリアルにも挑戦
かんたんな正方形の切り抜き
画像を正方形に切り抜く方法で基本を学びましょう。切り抜きツールは非破壊的ツールなので、切り抜いた部分以外のピクセルも保存されており、あとで元に戻すことも、再度、切り抜くこともできます。また、写真の端にある不要な部分を完全に取り除く方法も知ることができます。
画像をまっすぐにして切り抜く
切り抜き等の画像編集処理をする前に、写真の構図や角度が整えておきましょう。このチュートリアルで、「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能を活かして画像を整える方法を学ぶことができます。カンバスを画像の元のサイズより大きく引き伸ばすようなときに、この機能は不足部分をきれいに補ってくれます。
もっと円形アートを作成する
円形の切り抜きを使って円形アートを作成するときは、アーティストのアームル•エルシャミーさんの興味深いガイドを見てみましょう。Photoshop の「変形」メニューにある「極座標」フィルターを使って、美しい山の写真を完全に新しい景色に変えてしまいます。
Photoshop の円形の切り抜きをマスターしたら、 Adobe Creative Cloud のどのプロジェクトにも、新しい画像をかんたんに使うことができます。円形に切り抜いた画像からさらにステップアップし、この方法を応用して画像をほかのかたちにも切り抜いてみましょう。
合わせて使いたい便利な機能
Adobe Photoshopの「被写体を選択」機能を使⽤すると、写真内の主要な被写体を1クリックで選択できます。Adobe SenseiのAI技術により、髪の⽑などの複雑な部分の処理が⼤幅に改善され、⼈物画像の切り抜きが短時間で完了します。
【1分解説！CC便利機能】複雑な髪の⽑も⼀瞬で切り抜く
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