デザインにおけるオレンジ色の意味

オレンジはポジティブで見る人を元気にする色です。オレンジ色の持つさまざまな意味を学び、デザインに活かす方法を身につけましょう。

デザインにおいて、色はきわめて大きな影響力を持っています。どんな色もそれぞれ異なる意味を持っており、適切に用いることでデザインを作り上げたり、作り変えたりできます。グラフィックやUIデザインにおいても、製品デザインにおいても、色の持つ意味には注意を払わなければなりません。

オレンジ色に結び付く感情や意味を学ぶとともに、うまくデザインに取り入れるためのちょっとしたヒントについても見てみましょう。

オレンジ色が象徴するものとは

赤と黄を混ぜた色であるオレンジは、赤色の持つ情熱と黄色の持つポジティブさを合わせ持っています。ブライトオレンジやバイブラントオレンジは、若々しさやエネルギー、幸福感に溢れた元気な色です。この2色はクリエイティビティを高めたり、気分を盛り上げたりできます。また、ゴールデンオレンジは高級感や品格を漂わせることができる色です。

その一方で、茶色に近い暗くくすんだオレンジは、枯れゆく秋の落ち葉のように、希望のなさや裏切りを感じさせてしまうこともあります。また、ブライトオレンジの持つ勢いは、ときには焦燥感を与えてしまうこともあります。こういった面はポジティブな意味合いほど一般的なものではありませんが、デザイナーは気を付けておいたほうが良いでしょう。

デザインでのオレンジ色の使い方

オレンジ色は楽しい気持ちやエネルギーと結び付いているため、ポジティブなメッセージを伝えるために多くのブランドに使用されています。気持ちを高揚させるようなデザインを作りたいときには、オレンジ色を活用してみてください。寒色であるブルーやグリーン系の色と組み合わせると、オレンジの暖かい色味がよく目立ち、思わず引き付けられるデザインとなります。

ただし、オレンジ色はあまりにも使いすぎると逆効果です。オレンジ色で埋め尽くされたデザインは、誇張されたような印象を与える場合があります。オレンジ色は、最も重要な部分に注意を引き付けるために、控えめに使うのがベストです。グラフィックデザインを一段上のレベルに引き上げる、さらに多くのデザインのヒントを手に入れましょう。

オレンジ色を使って、気持ちを盛り上げるようなデザインを作り出してみてください。ロゴやアイコンからイラスト、ポスターまで、Adobe IllustratorPhotoshop、**InDesign**を使って作成できるものを見てみましょう。