グリーンという色が持つ意味
グリーンは心を穏やかにするとともに、元気や意欲を引き出すカラーです。この最も幅広く使われる色は、どのような意味と結び付けられるのか見てみましょう。
パンフレットやロゴ、またはWebデザインのいずれにおいても、色はきわめて重要な要素です。使われる色によって連想される意味合いも変わってくるので、最大限の効果を上げるためには、デザイナーは色使いに注意を払わなければなりません。この記事では、グリーンが持つさまざまな意味について学びます。
最も汎用性の高いカラー
グリーンはカラーホイールの中でも特に幅広い用途を持った色です。植物や食べ物、紙幣や信号など、身の周りの至る所で目にします。これには生物学的な理由もあります。人間の目はグリーンのさまざまな色調を他の色よりも細かく見分けることができるのです。
グリーンは、自然やポジティブな気持ちを連想させ、調和、成長、安全、成功といった感覚を呼び起こします。また、見る人を落ち着かせ、安心と快適さを感じさせる色でもあります。グリーンは最も人気のある色の一つなので、デザインのベースカラーとしても手堅い選択肢と言えます。
色合いの重要性
グリーンは非常に幅広い色調を判別できる色のため、適切な色合いを選ぶことが重要です。ライムグリーンはよく目立ち、アクセントとなるカラーです。その他の明るいグリーンは、元気を与えるスポーティーな色合いです。より落ち着いたトーンのグリーンは、ブラウンと組み合わせることで、地球や自然を思い起こさせることができます。また、濃いグリーンは富や財政を連想させます。ドル紙幣が「グリーンバック」と呼ばれるのも理由のないことではありません。
グリーンにはネガティブな面もあります。黄緑は病気や嫉妬を連想させることもあります。オリーブグリーンはしばしば軍隊と結び付けられるため、避けたほうが良い場合もあります。また、多くの色盲の方は緑色を全く見ることができないということも覚えておきましょう。色やその他の要素についてのデザインのヒントをさらに学んでプロジェクトに活かしましょう。
さまざまな色合いのグリーンを最大限に活用しましょう。ロゴやアイコンからイラスト、ポスターまで、Adobe Illustrator、Photoshop、**InDesign**を使って作成できるものを見てみましょう。