売上を増やしてブランドの認知度を高めるマーケティング資料を作成する
名刺のデザインからプロモーションビデオの作成まで、必要な機能はすべて揃っています。
まとまりのある資料でマーケティングの焦点を合わせる
広告を作ることは誰にでもできますが、お客様とつながるアセットを制作することはまた別の話です。電子メールからオンライン広告、印刷されたマーケティング資料、販促物、ノベルティグッズまで、お客様を行動に移させるにはタッチポイントが複数必要です。オーディエンスに定期的にリーチし、新規登録や購入に向けてカスタマージャーニーをたどってもらうには、一定の質を備えたマーケティング活動を一貫しておこなうことが不可欠です。マーケティングにおいて、ブランドの一貫性は平均して23%の収益増につながる可能性を秘めています。
「構築すれば来てもらえる」というものではありません。伝える内容と伝える方法が、より大きなブランドイメージの一部として一体化することで、お客様を確実に呼び込むことができます。一貫したクリエイティブアセットを制作するために不可欠なステップである、ブランドアイデンティティを確立することで、マーケティング資料が連動してオーディエンスに情報を伝え、ブランドを構築し、売上や顧客ロイヤルティを向上させ、組織の名声を高めることにつながります。
売上につながるマーケティング資料を作成する
何を作成するかは、最適な道筋を決めるためにマーケティング戦略の概要をまとめることから始まります。オーディエンスとつながるためにどのような資料が最適であるかを調査します。ブランドに沿っているだけでなく、お客様の信頼感を高めるような情報を提供する資料を作成することで、お客様に支持してもらいやすくなります。
The Balanceでは、小規模ビジネスに戦略ごとに資料を変えることを推奨しています。パンフレットはお客様により複雑なサービスについて情報を提供し、はがきは読みやすく情報を迅速に届けるのに役立ち、短いビデオはソーシャルメディアで共有するのに最適であり、電子メールキャンペーンは簡単に自動化できるので徐々に見込み客の購買意欲を高めるのに適しています。お客様のコンバージョンを促すのに効果的であるように、制作するすべての資料について、次の5つの重要な質問を挙げています。
- 製品やサービスおよびその機能の性質について説明しているか?
- 競合他社との違いについて説明しているか?
- 具体的なターゲットオーディエンスを念頭において作成されたか?
- 親しみやすく外向的で、説得力があってまとまりがあり、わかりやすく仕上がっているか?
- お客様の興味を引き、お客様に提供できるメリットが示されているか?
プロモーション資料の選択肢を探る
実行できるマーケティングは無数です。Adobe Creative Cloudグループ版のようなプラットフォームなら、様々なマーケティングメディアを探してマスターし、市況の需要に応じて作成する資料を調整できます。
Fabula Branding制作のアートワーク
次のような選択肢があります。
● 印刷されたチラシやデジタルチラシ
● ポストカード
● パンフレットや冊子
● 名刺
● レターヘッド
● メモカードや封筒
● デジタルサイネージ
● ニュースレターや電子メール
● ソーシャルメディアコンテンツ
● ビデオやアニメーション
● ロゴやグラフィック
● Webページ
異なる種類のマーケティング資料がそれぞれどのような種類のメッセージを届けるか検討してみましょう。特定のオーディエンスにマーケティングのアイデアを提示する最適な方法は何か?おそらく印刷資料は若いオーディエンスに音楽ストリーミングアプリを販売する最適な方法ではないでしょう。YouTube広告では財産管理ビジネスの新規のお客様には届かない可能性があります。
新しいマーケティングキャンペーンの最初のプロジェクトが決まったら、それを複数の種類のメディアで再利用できます。今後のイベントを案内するポスターは、Instagramのデジタル画像やイベントで配布するポストカードに再利用できます。展示会用にデザインした宣伝用の製品を、ソーシャルメディアのビデオでより幅広いオーディエンスに公開できます。
名刺を作成する
Fabula Branding制作のアートワーク
優れたデザインの名刺は、チームの名前や連絡先情報を提供するだけではなく、会社の理念を伝え、受け取った人の印象に残ります。Adobe InDesignなら独自の名刺をデザインできます。手順を次に示します。
- 名刺プロジェクトを開始する:
InDesignで、「名刺」を選択して標準の寸法を表示します。その後、名刺が思い描いた通りに印刷されるよう設定をカスタマイズします。 - 画像とテキストを追加する: コンテンツブロックを設定した裁ち落としガイドいっぱいに引き伸ばし、アートワークや画像でカード全体が埋まるようにします。ブランドのビジュアルアイデンティティにマッチするスタイリッシュで読みやすいテキストを追加します。
- ページに要素を配置する: スマートガイドを使用すれば、プロジェクト内に素材を美しく簡単に配置できます。
- デザインを微調整する: テキストの書式や色を簡単に制御できます。アセットをAdobe Creative Cloudライブラリに追加しておけば、他のプロジェクトでいつでもすぐに使えます。
- プリンターに送信する: 印刷用に最適化されたPDFを保存します。ファイル/書き出し/Adobe PDF(プリント)を選択します。「トンボと裁ち落とし」では、「内トンボ」、「外トンボ」、「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」に設定してください。こうすることで、書き出されるPDFに名刺をどこで断裁するかが表示されます。
美しいブランド付きのポストカードをデザインする
Adobe InDesignのツールを使用して、多機能かつプロ品質のポストカードを制作できます。手順は次に示すように簡単です。
- プロジェクトをセットアップする:
InDesignのワークスペースで新しいポストカード用のパラメーターを簡単に設定できます。 - 画像とテキストを追加する: Adobe Stockでロイヤリティフリーの画像やイラストを見つけましょう。
- ページに要素を配置する: スマートガイドの「ヒント」に従えば、プロジェクトのアイテムの位置を簡単に揃えることができます。
- デザインを微調整する: テキストの書式や色を簡単に制御できます。アセットをCreative Cloudライブラリに追加しておけば、他のプロジェクトでいつでもすぐに使えます。
- ポストカードを世界に公開する: 印刷用に最適化されたPDFを保存するか、ブログ、webサイト、ソーシャルメディアで使用するためにPDFを書き出すことができます。
プロモーションビデオを編集する
Adobe Premiere Proのビデオなら驚くような表現ができます。テキストやグラフィック(ロゴなど)をオーバーレイしてブランドのアクセントを追加し、映像素材をレベルアップしましょう。Premiere Proのエッセンシャルグラフィックスパネルにある文字ツールを使用すれば、簡単な操作でビデオにタイトルを作成できます。映像素材の上のレイヤーとして、シェイプ、テキスト、画像、ビデオをアレンジして調整します。さらに、編集したオーバーレイをテンプレートとして保存し、Creative Cloudライブラリを介して共有できます。
- グラフィックスワークスペースを開く: タイムラインパネルにビデオが開かれている状態で、メインメニューのウィンドウ/ワークスペース/グラフィックを選択します。
- モーショングラフィックステンプレートを選択する: エッセンシャルグラフィックスパネルのTitlesフォルダーにあるテンプレートを検索し、プロジェクトに追加できるカスタマイズ可能なテキストまたはグラフィックのトラックを探します。
- テンプレートのスタイルを編集する: エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブで「テキスト」を選択し、ブランドガイドラインにマッチするように書体やフォントスタイルを編集します。
- マスタースタイルを保存する:
「マスタースタイル」サブメニューから「マスターテキストスタイルを作成」を選択します。スタイルに名前を付けて保存すると、ビデオプロジェクト全体に簡単に適用できます。 - アニメーションエフェクトをタイトルに追加する: キーフレームを使用して、タイトルの位置やサイズなどの要素をアニメーション化します。または、クリップの最初または最後にクロスディゾルブなどのエフェクトを追加します。
- モーショングラフィックステンプレートを保存する: メインメニューで、グラフィック/モーショングラフィックステンプレートとして書き出しを選択し、プロジェクト内のタイトルクリップを書き出します。こうすることで、会社のCreative Cloudライブラリにテンプレートを保存し、今後制作するプロモーションビデオに簡単に適用できます。
クリエイティブワークフローを効率化する
マーケティング施策ごとに必要な資料は変わります。つまり、新しい製品ごとに新しいマーケティングが必要になります。正しいアセットに簡単にアクセスできるようにすることで、このようなニーズは簡単に満たすことができます。デジタルアセット管理は会社に効率性をもたらします。これは何万ドルもの節約につながるほか、DAMを使用している会社の79%が10%以上の増収を実現しています。
効率性と生産性の向上という点において、Adobe Creative Cloudグループ版は最良の選択肢です。必要なアプリすべてをまたいで簡単に作業して、ほぼすべての種類のマーケティング資料を作成できます。Adobe Illustratorで製品用の独自のレタリングやグラフィックスを描画し、InDesignでチラシからノートメモまであらゆる種類の文書をレイアウトして、Premiere ProやAdobe Expressですばらしいビデオやソーシャルコンテンツを制作できるほか、共有ライブラリを使用して、フォント、色、ロゴなどすべてをブランド仕様に完全に合わせることができます。