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【無料】PDFに図形を挿入するカンタンな方法(手持ちの画像も挿入可能)

PDFに図形を挿入するなら、Acrobat オンラインツールを使えばカンタンです。今すぐ無料で試しましょう。

すぐに試す

文書の中で特に重要な箇所を示したいとき。PDFファイルの修正箇所を示して伝えたいとき。こんなときに、PDFファイルに図形を挿入できると非常に便利ですよね。

この記事では、PDFファイルに図形を挿入できる無料ツール「Acrobat オンラインツール」を紹介します。ブラウザーで利用できるので、インターネット環境さえあれば、外出先や移動時間でもサッと手軽に図形挿入が可能です。シンプルな図形だけでなく、矢印や吹き出し・星といった様々な図形や、手持ちの画像を挿入する方法もご紹介します。

目次

PDFにシンプルな図形を挿入する方法

PDFに手持ちの画像や様々な図形を挿入する方法

わかりやすい資料にするための図形挿入のコツ

PDFに関する20種類以上の作業がカンタンにできるAcrobat オンラインツール

PDFにシンプルな図形を挿入する方法

無料で使えるAcrobat オンラインツールの「PDFをオンラインで編集」を使用し、PDFに図形を挿入する方法を紹介します。ここで挿入できる図形は、以下の5つです。

  1. 丸(角が丸い四角)
  2. 直線
  3. 点(円)
  4. チェックマーク
  5. バツマーク

上記以外の図形を挿入したい場合や、自分のデバイスに保存している画像を挿入したい場合は、後で紹介する「PDFに手持ちの画像や様々な図形を挿入する方法」をご覧ください。

なお、スマホやタブレットで利用するには、Adobe Acrobat Readerのモバイルアプリが必要です。以下のリンクから、無料でアプリをインストールできます。

【iOS版】Adobe Acrobat Readerモバイルアプリをインストールする

【Android版】Adobe Acrobat Readerモバイルアプリをインストールする

【手順1】PDFファイルをアップロードする

Acrobat オンラインツールの「PDFをオンラインで編集」を開き、図形を挿入したいファイルを以下のいずれかの方法でアップロードしてください。

Acrobat オンラインツールにPDFファイルをアップロードする

アップロードが完了したら、画面左のボタンからAcrobat オンラインツールに無料登録・ログインしましょう。ログイン方法は、Adobe アカウントに加えて、Google アカウント、Facebook アカウント、Apple IDから選べます。

【手順2】ツールバーから挿入したい図形を選択する

画面左端のツールバーのうち、点線で囲まれた「A」のボタンをクリックしてください。すると、図形を選択できるメニューが表示されます。挿入したい図形を選択して、PDFファイル上に配置しましょう。最上部の「テキストを入力」を選択すると、任意の場所にテキストボックスを追加できます。図形の補足説明を入力するのにもオススメです。

なお、ツールバー下部の丸をクリックすると、図形の色を変更できます。

ツールバーから挿入したい図形を選択する

例えば、提出書類の記入例を配付する際、記入が必要な箇所を丸で囲んで視覚的に目立たせると、入力漏れを減らせるでしょう。

「丸で囲む」を使って記入箇所をわかりやすく図示する

逆に、記入してはいけない箇所には、バツマークを付けておくとわかりやすくなります。

「バツマーク」を使って記入不可な箇所をわかりやすく図示する

このほか、チェックマークや点、取り消し線も、目的に応じて使い分けることで、視覚的にわかりやすい文書にできます。

【手順3】PDFファイルをダウンロードする

図形の挿入が完了したら、画面右上の「ダウンロード」ボタンをクリックし、PDFファイルをダウンロードしましょう。

図形挿入したPDFファイルをダウンロードする

「ダウンロード」ボタンの隣にある「リンク」アイコンをクリックすると、共有用のリンク(URL)が発行されます。共有用のリンク(URL)をメールやチャットツールで送れば、相手はURLをクリックするだけで該当のPDFファイルの閲覧やダウンロードができます。

図形挿入したPDFファイルをリンクで共有する

続いて、Acrobat オンラインツールの別の機能を活用して、より多様な図形や手持ちのデバイスに保存している画像を挿入する方法を紹介します。

PDFに手持ちの画像や様々な図形を挿入する方法

先ほど紹介した方法では、挿入できる図形は5種類で、いずれもシンプルなものでした。しかし場合によっては、星や吹き出しなど多様な図形を挿入したい場面や、自社のロゴやマークなど手持ちの画像を挿入したいケースもあるでしょう。

そんなときには、Acrobat オンラインツールの「PDFからの変換」を使うのが便利です。PDFファイルをMicrosoft WordやMicrosoft Excel、Microsoft PowerPointに変換すれば、ファイルの内容を自由に編集でき、図形や画像の挿入も思いのまま。テキストの書き換えも可能なので、PDFファイルを扱う業務をより効率的に進められます。

ここからは、Acrobat オンラインツールでPDFファイルをWord、Excel、PowerPoint形式に変換する手順を解説します。タブレットやスマホでも手順は同じです。

【手順1】Adobe Acrobat オンラインツールにアクセスする

変換したい形式に応じて、以下のAcrobat オンラインツールのページにアクセスしてください。

ここでは、PDFファイルをWordファイルに変換する場合の手順を解説しますが、他のファイル形式に変換する場合でも手順は同じです。

【手順2】PDFファイルをアップロードする

Acrobat オンラインツールのページにアクセスしたら、PDFファイルを以下のいずれかの方法でアップロードしてください。

Acrobat オンラインツールにPDFファイルをアップロードする

【手順3】Wordファイルをダウンロードする

アップロードが完了すると、自動で変換が始まります。変換完了後、画面左上に「ダウンロード」のボタンが表示されるので、クリックしてWordファイルをダウンロードしましょう。

変換後のWordファイルをダウンロードする

ダウンロードしたWordファイルを開き、画面上部のメニューから「挿入」をクリックします。自分のデバイスに保存している画像を挿入したい場合は「画像」を、Wordで用意されている図形を挿入したい場合は「図形」「アイコン」を選択してください。

ここでは「図形」から吹き出しを挿入し、テキストでの補足説明を入れてみました。

Wordファイル上で「挿入」「図形」を選択して吹き出しを挿入する

【手順4】WordファイルをPDFファイルに戻す

図形の挿入が完了したら、Acrobat オンラインツールの「PDFに変換」を使って、再びPDFファイルに変換しましょう。これで、PDFファイルに目的の図形や画像を挿入できました。

なお、PDFファイルからWordファイルに変換した際に文字化けしてしまう場合には、有償版のAdobe Acrobat Proを使用するのもオススメです。Acrobat Proを使えば、PDFファイルを他形式のファイルに変換することなく、PDF形式のままで図形や画像を挿入できます。

図形・画像の挿入だけでなく、既存のテキストを書き換えたり、フォントの種類やフォントサイズを変更したりといった作業もPDFファイル上で直接実行できるので、PDF関連の業務が非常に進めやすくなります。

わかりやすい資料にするための図形挿入のコツ

せっかく図形を挿入したのにPDFファイルの見た目がごちゃごちゃしてしまい、かえってわかりづらくなってしまった・・・という経験はないでしょうか。そうした事態を防ぐために意識しておきたいコツを、3つご紹介します。

【コツ1】使う図形の色・形は極力シンプルにする

目立たせたい箇所を強調しようとするあまり、図形の色や形のバリエーションを増やしすぎてしまうのは逆効果です。なぜなら図形の印象が強くなりすぎて、肝心の「内容」に意識が向きにくくなってしまうからです。

そのため、挿入する図形はシンプルなものに絞りましょう。丸・四角形・点・矢印などのシンプルな形の図形を使うことで、視覚的な負担が減り、重要な情報に意識が向きやすくなります。グラデーションのような派手な色にしたり、影のような装飾を付けたりするのは、極力避けるのが無難です。

【コツ2】図形の使い方のルールを統一する

図形を挿入する目的は、注目してほしい箇所を視覚的にわかりやすく示すことです。しかし、ある箇所ではチェックマークが付いていて、ある箇所では丸で囲まれていて・・・といったように、図形の使い方に規則性がないと、相手はどういった意図で図形が挿入されているのか理解しにくくなります。

「いったいなぜ、その箇所に注目してほしいのか」を明確にし、その理由ごとに図形を使い分けましょう。例えば、修正を依頼したい場所には赤の下線を引き、注目してもらいたい情報は青い丸で囲むなど、図形の使い方を統一しましょう。資料全体に統一感が生まれ、直感的にわかりやすくなります。

【コツ3】必要な要素を隠さないよう図形を配置する

図形の配置にも、ちょっとした工夫が必要です。強調したい箇所を目立たせることに気を取られて、他の重要な情報を隠さないように注意しましょう。また、視覚的に窮屈な印象にならないよう、図形の周囲には十分な余白を確保してください。

ここまで、PDFに図形や手持ち画像を挿入する方法、図形挿入のコツを説明しました。Acrobat オンラインツールを使えば、PDFにカンタンに図形を挿入でき、業務をグッと効率化できます。無料で使えるので、ぜひお気軽に試してみてください。

なお、Acrobat オンラインツールには、この記事で紹介したもの以外にも、PDF関連の業務効率化に役立つ便利機能が多数用意されています。最後に、そんなAcrobat オンラインツールの機能をカンタンにご紹介します。

PDFに関する20種類以上の作業がカンタンにできるAcrobat オンラインツール

Acrobat オンラインツールでは、PDFに関する20以上の機能を無料でご利用いただけます。

PDF関連の20種類以上の機能が使えるAcrobat オンラインツール

PDFファイルに図形を挿入できるだけでなく、例えば以下のようにPDFファイルの構成や見た目を整えられる機能があります。仕事や学業でPDFファイルを扱う際に非常に便利です。

さらに、有償版のAdobe Acrobat Proなら、Acrobat オンラインツールの全機能を回数無制限で使えます。それに加えて、電子署名や墨消しといった機能もご利用可能です。(※ Creative Cloudのコンプリートプランを既にご契約中の方も、回数の制限なく全機能をお使いいただけます)

Acrobat オンラインツールの詳しい情報については、以下の記事で解説されています。

はじめてのAdobe Acrobat オンラインツール完全ガイド(概略版)

PDFへの図形挿入をはじめとして、便利な機能が盛りだくさんの「Adobe Acrobat オンラインツール」を、ぜひお試しください。

(執筆:ウェブライダー)

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https://milo.adobe.com/libs/img/mnemonics/svg/acrobat-pro-64.svg

ぜひAdobe Acrobatオンラインツールをお試しください

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https://main--cc--adobecom.hlx.page/jp/fragments/seo/product-blade/acrobat

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