大学を卒業したばかりの人のための、卒業後のキャリアについてのアドバイス

  • 将来の就職に向けてインターンシップでネットワーク作り
  • 就職活動はせず、自分のビジネスをスタート
  • 1年間、時間をとって、人生経験とソフトスキルを培う

大学卒業後に何ができるか?

大学生としての生活が終わり、いよいよ現実の世界と向き合う時が来ました。しかし、初めて就職活動をする人達にとって状況は、ほんの数年前と比較しただけでもずいぶん変わりました。「大退職時代」に何百万人もの人々が、より良い仕事を求めて、それまでの職場から退職したのです。

従業員を求める雇用者達は、高給やより良い福利厚生を提供することで懸命に求人や雇用活動をおこない、最も優れた従業員を維持しようとしています。こうした状況は、就職活動をする大学卒業者に、高い給料をもらえる充実した仕事に就ける、という人生に一度あるかないかの機会を与えてくれます。人生の新しいページの準備にあたり、就職市場が自分にとって有利になるよう、以下の選択肢を考慮してみましょう。

1. インターンシップを探す

大学卒業者の多くが、会社や将来仕事をしたい分野で スキルを身につけるためや、人々との関係を築くため、インターシップに参加します。多くの場合、インターンシップは無給ですが、適切な環境であれば、経験を積んだ人の仕事を見学して学んだり、仕事場がどのように機能するのか、直接学ぶことができる貴重な機会となります。

とはいえ、すべてのインターンシップが同じような内容ではありません。もし、インターンシップの場で、お茶汲みや掃除だけを無給でさせられている場合は、他の会社で新入社員としての仕事を探す方が良いでしょう。今日の限られた雇用市場において、従業員は正当な扱いを受けられる、これまでになく有利な立場にあります。

2. 職探しを始める

正社員の仕事を探す場合は、すぐに見つけられることを期待してはいけません。ほとんどの専門家が、3か月から6か月かけて就職活動をすることを薦めています。時間をかけてLinkedInなどのサイトに掲載されている求人情報を閲覧し、応募用紙に記入しなければならないので、就職活動には実際に仕事をしているのと同じくらい時間がかかります。

Adobe Acrobatのようなアプリを使って、カバーレター付きの履歴書を作成し、将来の雇用者に見てもらいたい仕事のサンプルやポートフォリオをまとめましょう。Acrobatを使って、このような文書を管理し、1つのPDFに結合すれば、人材採用担当者と簡単に共有できます。また、履歴書やカバーレターに、新しいスキルや仕事の経験を加えて更新したい場合は、AcrobatでPDFを直接編集して、すぐに内容を書き換えられます。

A recent college graduate getting a walk-through of a workplace
A college graduate using a notebook and their laptop to research job opportunities

3. 新しいスキルを学ぶ

学位も取り、仕事に就くために十分な知識もありますが、今すぐにプロの世界に飛び込むには、少し早いとお考えかもしれませんね。仕事を探している間も、さらに講習を受けたり資格を取ったりすると、自分のしたい仕事を真剣に受け止めている姿勢を見せることができます。例えば、仕事によってはJavascriptの知識や、Excelを使う能力が必要とされるかもしれません。講習を受けるということは、そのスキルを学ぶために時間をかけ、努力をしている証拠です。

仕事によっては、特定の講習を受けたり資格を取ったりすることが必要となりますが、仕事の内容説明にそのようなことが何も記載されていないこともあります。さらに講習を受けてそれを終了するということは、求職者としての自分を際立たせ、仕事において優れた力を発揮できることを表します。受講した講習について、面接の時に語れば、仕事に対する姿勢をアピールすることができます。

4. 自分のビジネスを始める

もう一つ、昔からおこなわれているのは、自営業を始めるという選択肢です。もし、まだ誰も提供していない製品やサービスを思いついたなら、大学新卒者から自分の会社のCEOへと変身するのは、考えているより簡単なことです。

ビジネスを始めるために必要な書類についてリサーチする時は、Acrobatのようなアプリを使って必要なフォームをアドビのクラウドストレージに保存すれば、電子的に入力と署名ができ、印刷にかかるコストを節約できます。ビジネスプランを作成するなら、Acrobatを使って複数の文書をひとつのPDFに結合してまとめれば、簡単な共有やプレゼンテーションに使うことができます。会社のロゴをデザインしたら、それを会社の文書の各ページにあしらい、自分のブランドに磨きをかけるのは簡単です。

5. 時間をかけて色々試す

新しいキャリアをすぐに見つける必要はありません。最近、大学卒業者の多くが、卒業から社会人として働くようになるまで、1年ほど時間を取り、将来の仕事のスキルを豊かにするように、新しい人生経験を積んでいます。以下がその例です。

  • 世界をバックパッキングで旅する
  • 小説を書く
  • ポッドキャストを始める
  • グラフィックデザインを学ぶ
  • 外国で英語を教える
  • ナニーやオーペアとして働く
  • 新しい言語を学ぶ
  • ボランティアをする

自分の夢やゴールを追求することは、仕事を探す時にその目的をはっきりとさせてくれます。しかし、それは新しいスキルを学ぶ機会でもあり、仕事を探す時に、履歴書が他から際立って見えることでしょう。自分の成長に伴って履歴書に書ける内容も増えてきます。新しいスキルを身に付けたり経験を積んだりしたら、忘れずに履歴書を更新しましょう。将来の雇用者にベストの履歴書を見てもらえるよう、必ず友人や同僚に履歴書を校正してもらいましょう。

大学の学位を取得した後、キャリアを築くのは大変なことでもあります。しかし、適切な準備をしてすべて整えておけば、パンデミック後の就職市場で素晴らしい仕事を発見できるでしょう。

Adobe Acrobatを就職活動に生かす

A college student sitting on the floor in front of their couch and using their laptop

大学卒業後に関する、よくある質問

大学卒業間近、あるいは卒業したばかりの人は、これからのキャリアやライフスタイルのために次のステップをどうするべきか、たくさん質問があることでしょう。でも、そのような状況にいるのは自分だけではありません。みんなどうしたらよいのか、試行錯誤しているのです。結局のところ、ゆっくり着実に進むしかありません。あまり自分に厳しくならないようにしましょう。

大学卒業後の進路は、人によってそれぞれ違いますが、この人生の新しい局面をかじ取りするうえで助けとなる、一般的なガイドラインがあります。以下にあげたのは、大学卒業後に関する一般的な質問と、それに対するアドバイスです。

卒業後、いつ仕事に応募したら良いですか?

なるべく早く応募し始めましょう。卒業後すぐの就職活動では、不採用となることも多いからです。経験が少ないため、仕事の選択肢が限られてくるのです。ですが、なるべく多くの会社に申し込めば、どこかで意外と早く仕事に就ける可能性も高くなります。雇用者によっては、卒業後に働けるようになるまで待っていてくれます。

会社の面接はほとんどの場合、雇用を決定する前に数回おこなわれます。こうした面接の間隔は数日後であったり、1週間後であったり、時には1週間以上経ってからおこなわれることもあります。

卒業後、いくつぐらいの仕事に申し込むべきですか?

面接の段階まで進む可能性を高めたければ、毎日、2~3社に応募しましょう。毎週10~15社に応募するのを目標としてください。毎日約2時間を、職探しと応募書類の記入にあてましょう。求人サイトを見て自分に適切な仕事を探し、応募するそれぞれのポジションに合わせてカバーレターと履歴書を変更します。

ガイドラインでは、1週間で10~15社に応募する、としていますが、インターンシップ、講習、または現在の仕事など、他に従事していることがあれば、その状況により数は異なります。自分が住んでいる場所や出身地から離れた場所へも応募すれば、可能性はさらに高まります。

大学生としての生活から卒業後の生活へ、どのように移行したら良いでしょうか?

それまでずっと学生だった人生から、教室に行く代わりに毎日通勤する生活になるのは、大きな変化です。大学を卒業した後には、様々な進路があります。どこに行き着こうとも、ここにあげたいくつかのアドバイスを参考にしてください。

  1. 自分が人生の転換期にあることを認識しましょう。 自分にも、他の人達に対しても、すべてに答えを出さなくていいのです。こう考えればストレスが減り、自分の選択肢を考える心の余裕が生まれます。
  2. 頼れるグループを作りましょう。 他にも自分と同じ状況の友達がいるはずです。次のステップや目標設定について一緒に話し合うと、お互いに頼れるグループになり、職探しも順調に進みます。
  3. ハードスキルを身につけましょう。 スキルの中には、ほとんどの分野で要求されているものがあります。どんな職場環境でも役に立つ、ハードスキルをマスターすると良いでしょう。新しく覚えたスキルは、必ず履歴書に書いてください。
  4. ソフトスキルを向上させましょう。 ハードスキルは組織化された状況で教わり、学びますが、ソフトスキルは性格がもとになり、経験により身につけていきます。雇用者は、チームワーク、柔軟性、人の話を聞く能力などを重視します。
  5. 日誌 日誌をつけることは、自分の考えをまとめ、目標や、キャリアについての結論を出す助けとなります。
  6. 最新の動向を把握しましょう。 就職市場は常に変化しています。その変化に対応することを学びましょう。最新の求人状況を把握し、就職市場のニーズに応えられるようにしておきましょう。

もっと詳しく知る

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