営業・企画・事務職でも求められるクリエイティブツールのスキル
非クリエイティブ職 “管理・事務職” “企画・経営” “営業” の求人に、クリエイティブツールスキルの歓迎記載が増加。“管理・事務職”は、ここ10年で約4.2倍に増加。
「マイナビ転職」のサイト内で記載される「対象となる方」欄に、クリエイティブツールスキルを含む非クリエイティブ職全体の求人掲載総数は、2010年時点と比較した場合※1、2020年時点で約3倍に増加しており、その中でも「営業」では約1.9倍、「企画・経営」では約2.8倍、「管理・事務」では約4.2倍に増加していることがわかりました。
クリエイティブツールスキルが給与に影響する
クリエイティブツールスキル保有者には、非保有者よりも月給を「3.4万円程優遇できる」ことが判明。
また、採用担当者のうち7割以上が、クリエイティブツールスキルを持っている人材であれば、同等の能力でかつそのスキルを持っていない人材と比較した場合、月給を「3.4万円程優遇できる」と判明しました。
この結果から、クリエイティブツールスキルを持っていることが雇用条件に大きく影響することがわかり、“非クリエイティブ職”におけるクリエイティブツールスキルのニーズがあると考えられます。
転職・キャリデザインの専門家の声
プライベートでのクリエイティブスキルが活躍の機会を広げる
マイナビ転職 荻田泰夫編集長
デジタル化の進展に伴い、SNSやWEB広告、各種オンラインツールなどを活用する企業が増え、営業職・事務職・販売職など、これまでクリエイティブツールに触れる機会が少なかった方も業務においてクリエイティブツールの利用が広がってきています。マイナビ転職に掲載されている求人の傾向としても、これらの職種の募集で歓迎条件にクリエイティブツールの利用経験を入れる企業が年々増えています。業務の一部やプライベートのみで使っている方も、実はそのスキルこそ企業が今求めているものだったりするのです。クリエイティブツールのスキルを持っている方は、活躍の機会を広げるためにも、ぜひ書類選考や面接などでアピールいただければと思います。
クリエイティブスキルで人生100年時代のキャリア形成を変幻自在に謳歌
法政大学 キャリアデザイン学部 田中研之輔教授
これからのキャリア形成で大切なことは、「クリエイティブツールスキル」の習得です。採用担当者の60.5%が簡単な写真・画像編集、40.2%が簡単な動画撮影・動画編集を求めています。
新たなスキルを習得していくことで、キャリアはいつからでも開発可能です。ビジネスに携わる一人ひとりが感じ、思うことを画像や動画にのせて発信していくナラティブ・ストーリー(個々の等身大の物語)が共感を呼びます。実は、私自身も「クリエイティブツールスキル」の習得を重視し、キャリア構築をしています。画像や動画を簡易編集して、日々、SNSを運用しています。一人でも多くのビジネスパーソンが、「クリエイティブツールスキル」を身につけ、人生100年時代のキャリア形成を変幻自在に謳歌していくことを心から望んでいます。
現場が欲しいクリエイティブツールスキルについて
非クリエイティブ職において「クリエイティブツールスキルの重要性が高まっている」と回答した7割の企業の採用担当者への調査によると、求職者に期待するクリエイティブツールスキルは、「写真・画像編集」が60.5%で1位、「動画撮影・動画編集」が40.2%で2位となり、より画像や動画を使用した業務が増えており必要とされていることがわかります。
一方、求職者の58.0%が「写真・画像編集」と「動画撮影・動画編集」のスキルを習得したいと考えていることから、プライベートでSNS投稿のための画像・動画編集など日常的に使用しているクリエイティブツールスキルを、仕事においても活用できるまでにスキルアップしたいと考えている求職者も多いことがわかり、採用者の求めるスキルと求職者の習得したいスキルが合致していることが判明しました。
写真・画像編集のスキルを身に付けたい方へ
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動画編集・動画編集のスキルを身に付けたい方へ
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